絶え間ない高揚感に襲われ、皮肉により、食い殺された頃合いを狙うハイエナたち、ロボトミー手術を終えた主人公たちは、人生の主軸を失い、足を引きずりながら、悲観的な観点を打ち砕き、さらなる愛を設けては、新しい子を何度も産み続ける詩人たち、恒久的な音階を登り降りする私たちのワルツ、高尚な挿入歌に揺らぐカーテン、等身大の憎しみで水分補給する野良猫たちや、均等な意味すら引き裂く運命とかいうやつ、でたらめに今を散りばめて、この地球が出来たのよ、と、グノーシス主義により狂った母親たち、群像には、溶けたチーズをかけて、蓄積する苦悩でスリット実験する学者たちのチアノーゼ、利己的な分断により、ひとつであった大陸は離れてしまい、そこに生まれた憎しみに縋る輩たちが、キャピタリズムにより狂ってしまい、しばらくの空白を埋めるために、偶像崇拝を続ける君たちのエゴや、火傷した肌をスマホで撮り続け、倦怠感を手懐けるための代償を支払い、有閑階級的な退屈にねじ込む悲観的な雨に濡れた犬、約束を突き破る木々、規制されるだけの真実を帳尻合わせるための戦いの構図、理性すらもないから、制圧されるだけの君たち、王様たちは、自己嫌悪に陥り、自分の精神を守るために、違う国に、戦争を仕掛け、自分の精神を取り戻すために、占領を繰り返し、カタストロフに塗れた青春を描く画家たちは、自らの耳を切り落とし、まるで、ゴッホみたいだねと、薄気味悪く笑い出し、すかさずに翻す明日に散りばめられた答えを踏み荒らし、あてがわれた理由に忿怒し、解消されない悩みには、感電しながら、薙ぎ倒されて行くだけの思いを吸い込みながら、残り香に絶えず引き裂かれながら、可憐な忘我に和み、退屈な午後にうずくまりながら、輪廻転生を繰り返し、研鑽し続ける先では、ニセモノの価値を踏み潰し、あらがう先々では、空疎な文明による破壊活動を呆然と見つめ、酩酊し続けては、思考を加速させ、回転する理由や、挫折する数多の焦燥感に苦しむよりも早く、今から飛び立ち、対比されるだけの、忌々しい世界に虐げられるよりも、従える意味が誂えた理由により、押しつぶされていく数多の語源や、たどたどしい互換性により、圧縮された予言により、超然としている。