昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

永久

怠惰な風に揺らぐ翅、和むほどに食い込む追憶よ、と嘆く老いたカラス、カナリアが読む童話の歪みにより、信仰心は滅亡したのだ、と語るボストナカイ、悴む苦痛を自覚すればするほどに、すれ違ってゆく思いの下腹部を擽りながら、因果応報なんて信じずに、蕁麻疹だらけのカバンを背負って、旅に出るのだと、霞んだ声のラクダたち、印象的な結合により、量子的なものを加速させては、手懐けられずに、健気に今を翻す強靭な腕よと、崇めるための神が、普通を布教しては、今に君たちを手懐け、ユートピアを作り上げるのですと、強制的に支配されるための教育から逃げ去り、リコールされるだけの毎日よと、真っ黒な感情が放つ私怨、厭世観により、存在を賭けた戦いに出かける君たちの後ろ姿、覚醒を待てずに、今に消費するだけの生命よ、と妨げるための呪詛が、定理を打ち砕くまでの距離や、愛おしくもあるが、憎んでもいるのだと、惰性でうごめくジレンマのようなものにより、占領されてしまった精神の末端や、あらゆる弊害を生み出すだけの、君たちの正義や、偏執するだけの余韻や、陰湿な君たちの価値を超越して、砕ける余韻や、挫折したら最後、そこで。後悔に苦しむだけであると宣言したり、喪失感に悶えたり、至らぬ思いを拗らせたりと、陰鬱そうな遭難者たちが彷徨う幼稚な街や、損得感情や監視下に置かれたり、何か退屈な原理を押し付けられたりと、加速する毎日が足枷になって今に躓いたり、俯いたまま、道なき道を歩む先々では、途切れ途切れになった思いが発芽して、やがて、平穏無事で、何の邪魔も入らずに、蔓延る悪意を蹴散らして、今に現れる障壁を突破する。f:id:jibmfmm:20250505041012j:image