過ぎた事が、今に積み重なり、曖昧な喜劇や悲劇に騙されながら、偽物の連帯感を抱えさせられては、手懐けられるだけの後先や、絶えず襲いかかるエゴの道具になりながら、偶像崇拝を続け、つたない栄養を補填しながら、しなびた日々を引き延ばし、何とか生きようと、もがいてみたものの、結局は、何の折り合いもつかずに、ただ、引き離されてゆくだけの結末を伝う可能性や、改善策に至らずに、ただただ、遊離したり、肥大したりするシステムや、逸脱するほどに、惰性で今を保ちながら、補足されるものや、補填されるものに騙され、引き裂かれるだけの、幼稚な世界や社会から乖離して、理解なんて求めずに、止まらぬ苦悩と対峙し続けては、腐敗してゆくだけの日常の顛末や、対比されるほどに、苛立つ毎日の虚像、今に浪費してゆくものが、行き過ぎては、いくつかの正解により、綻ぶ世界や、採算を合わせるために、書き換えられた数字や、幾つもの苦痛の中で、騙られるセリフなどなどが、ひしめき合う都会のノイズや、脳幹を走る血流やら、卑屈な連中が捏ね上げた理想などにすり寄る過程や、誠心誠意だと嘯きながら、誰かや何かを演じては、エンゲル係数や、淵源に潜む悪意やら、制限を持たぬ座標、氷河を削るサーベルタイガーの群れや、群像で溶けてゆく観念、光へと帰還してゆく面影の端数、現存する理由や、流動的な余波、弛んでゆく精神のハシゴを外し、もう、誰でもない事を演じるのだと、自らを騙しながら、引き延ばす命、徒に秘密を攪拌させては、訂正されるだけの毎日を突き抜けては、誰にも従わずに、ただ、ひたすらに今に突き抜けてゆく。