短期的な記憶の中を泳ぐ魚たち、受粉され、隷属する事が、種の繁栄に至らせるのだ、と語りかける神や、短絡的な同化や模倣により、狂ってしまったAIたち、約束を踏み躙る巨人の足や、虚構で埋め尽くされた街、ショーウィンドウには、ドレスアップされた君や、孤独な夏の部屋で入道雲を睨みつける君たちの密度、集約された約束を突き破るサイの角、私はいつも孤独ではあるが、孤独でもないし、ここで調和するものが、今に羽ばたて行って、どこでもない所へ連れて行ってくれて、分裂して行く結末に備わる鬱蒼とした森、倫理観も損なわれ、そこかしこで、憎しみや過信なんかが大流行して、泰然的に受け入れる意味も、偏りを示しては、今から締め出され、打算的に蠢く結末や、今に接続される過ちや、誤りばかりを生み出しては、体系的なものに締め付けられ、諍いばかりを生み出す定めなんかを崇めたり、愛されたいと強請るばかりで、愛する事を知らないから、独りよがりの愛に囲われては、今に枯渇し、高揚感も損なわれては、手懐けられる毎日の中で、価値観なんてものは、何の役にも立たないと、散りばめられたメタファーを寄せ集め、恒常的な憎悪の奴隷として、浪費し続けるだけの、過ちを漁る家庭的な酸欠により、苦しむ毎日が、被害者意識などを手懐け、敗北感などに利用される前に、居心地の悪い今から逸脱し、毒性の顕示欲により、歪んだ性癖により、攪拌された精神を飲み干しては、システマチックな悪意を放つ君や、安易な答えに引き摺られて行くほどに、増して行く快楽の傀儡として、失言ばかりが降り注ぐネットワークから乖離して、理解に至る前に飛び去る私は、なんで飛べるのかを聞かれては、なんで、飛ぶ事に重要性があるのかと、簡単に消費しているだけの、毎日の中では、絶えず意味から乖離し、理解に至らせる前に、君を騙し、今に誤魔化す事ばかりを続ける薄汚い権力を破壊し、誰もが目的により、苦しまないような世界を設立する。