昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

習俗

習慣的なものに抑圧され、再現なく遮られるだけの、毎日の情報から離れ、蔓延る悪意に包み込まれた、忌々しい午前に虐げられ、硬直した精神を駆逐する戦闘機や、居心地の悪い今にも、延々と意味をあてがいながら、寝転んだり孤独だったり、一貫性もなく突き抜けたりしながら、萎びた幸福に絶えず水をやり、海馬を縁取るまやかしの数々や、観点を破壊する紫外線や、成否の隙間を揺蕩う私は、邪魔な思想は破棄して、システマチックな君たちの怠惰な神が打ち出す、体制的な台詞の中で、中庸すら保てずに、今に破壊されるだけの毎日の中で、理不尽に生まれた価値が、やがて、今の障壁に変わる頃、誇大妄想に突き動かされた輩が生み出した愛に似た何かにより、偏りが生まれたのだ、と謳うような輩が生み出した、打算的な進路を進まずに、支配される事により、喜びが増して行くような奴らが逸脱する毎日に、縋る事なんてしたくもないから、自らの未熟さを攪拌させ、セオリーは無視して、結びつけられた誤りや過ちを取り外し、陰湿な君たちの失言の海を泳ぎ、機械的な嫌悪感の血を啜る蚊や、悔悟を抱えては、逡巡し続けるだけの、君たちの憂鬱に寄り添う悪魔たちを祓い、泰然として受け入れる様を映画化して、散々な現象の最中、寂れた記憶を輪唱する鳥たちと共に、飛び立つ事により、心のざわめきも昇華され、自由なんかに騙されずに、ずっとわがままに、突き抜けて行く衝動だけが、私の味方であり、敵でもあるのだと、途端に現れた人混みに飲まれ、些細な苦しみをデータし、それをクラッキングしたりして、支配的な君とは別れ、ただ、現れたものを、現れるままに、憎んだり喜んだり、ほくそ笑んだりしている。f:id:jibmfmm:20250809033754j:image