どんなに綺麗なものを見ても、憎しみが消えないと嘆く君たちの神、断線した真理を繋ぎ合わせる君の背中に現れた、ケミカルな思い出、ずさんな太陽が照らす曖昧な日々との和解を終え、重複する誇大妄想に飲み込まれた世界を救う英雄として、勇み足で進む気取った王との対話、堆積する理由を階段にして、支配的な奴らが虐げる社会が引き出す罪の意識から飛び立ち、誰もが、所詮は借り物の身体なのだと、自らをカタルシスに至らせるために、この社会という化け物と争い続けるための戦争から離れ、たちまちに飛躍して行くだけの、大袈裟な言葉や、物事の顛末を引き延ばし、嘘を吐き出す口や、悲観的な君たちが生み出す意味が食い込んで、今に混濁して行くだけの、堕落した世界や、痩せた感情を引き延ばし、性懲りも無く、この世界を支配したいなどと目論む連中が、促す正解により、偏りが生まれ、繊細さもなく、誰彼構わずに、陥れるような輩が生み出す流行なんかに騙され、打算的な彼や彼女が、謳う愛などに騙され、君だけが大切だよと、嘯く間に、引き裂かれて行く心や、今に枯渇して行くだけの、貪婪な私は、際限なく奪い合うだけの、キャピタリズム的な偶像を破壊し、宇宙を行き来し、今に抵抗を加える先では、訂正されたり、停止したり、自己嫌悪に陥り、誤りばかりだと、落ち込む隙間に入り込む宗教的な靄や、妄想ばかりが加速しては、システマチックに垂涎し続け、目の前の餌のために、忙しく走り回るなんて、懲り懲りかだから、堕落しても尚、自らが正しいと思ったものをお守りにして、今に昇華し続けては、未来を嫌いにならないように、しっかりと今を抱きしめる。