昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-12-25から1日間の記事一覧

チクチク痛む人々

交換される身体や、神々しく貪られる後に静謐にむすばれる区間から、正義は、正攻法なものを捨て、漠然とした神を秘密裏に生み出し、組み込まれる痛みが、絶えず伴侶を探し、多目的にうごめき、緻密な痛みから、排斥される痛みを繰り上げ、侵攻してくる反復…

逆走

世界の靴底をなめて、 くやしい記憶の クラクションが鳴り響き、 とどかない声が、 自らの空洞に反響し、 普通という苦痛と、 理屈という理不尽さの 間で背反し続ける 自由な渇望。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 死んだ闇を捕食して、暗いだけの夜空を切り裂いて、余罪、余罪とうるさい奴らを蹴散らして、憂鬱な余韻がなびき、歌が咲き、君が泣き、朝が裂けて、あらわれる太陽、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 詩とは人の生き血を吸って、大っきなりよるし、なににも寄りかからんと、簡単に意思を処理して、永遠を飛び越えて、自らの意志だけに寄り添い、今を完成させるために、詩とは書かれるんです、まる

金色の夢

目玉にとまる虫、警報鳴る夢、湯船に浮かぶ花、あらゆる権限を連ねた、叙情的な端数、かじかむ夕べ、自覚する前のせせらぎにゆらぎ、はかない記憶に枢要な言葉が降り、この場を膠着させ、不自然な関数と余罪、数学的な伴侶と、天体的な母、羽ばたく音と、爆…