昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

逆走

世界の靴底をなめて、
くやしい記憶の
ラクションが鳴り響き、
とどかない声が、
自らの空洞に反響し、
普通という苦痛と、
理屈という理不尽さの
間で背反し続ける
自由な渇望。