昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-01-02から1日間の記事一覧

一からの力

ペテンの街、歯茎から流れるストレス性の血で犯された口内をくぐりぬけ、倦怠感のドレスを着た、精神世界がちぐはぐな女の子の旅を傍観するハスラーども、隷属することで、多趣味な自分を自慢する機械兵たちや、立場を利用して、社会的に律動する恋を奪うよ…

空腹の子

他人の血を借りて、 走り出す車、 保たれる空間に もたれかかる、 空腹の次元が、 食い散らかす瞬間から、 まがまがしいものが落ち、 空白を埋めるための、 運命的な闘争や、 疑念を払うために、 不正を続ける 偶像の月日に掲げられる、 権利的なものの模倣…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 世界の慟哭を聞いて、見初める先に、まじわる果ては、どこへと行きすぎ、どこかで交わり、不確かなままに孕むものが、ままならぬままに、何かを愛し始める、まる

真っ赤なだけの夕陽

しもやけなった母の手や言うてる歌手が、テレビでいちびっている。外では、盗難車で走り回るガキや、元来そなわるもんのおかげで、正義が保たれてるやなんやいうて、生意気そうに語る学者や、楽しんだら勝ちや言うてる、青魚みたいなメイクしたギャルが怖い…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 純粋に見るあなたが好きだ。現れる不確かなものを、あたかも愛するように包括し、静かで醜い様子を観察し、確かなもので補完しては、場面をぬぎすて、次に移行していく儚さ、まる