昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自由

血と肉と金、一切は適当に宙を舞い、人々を汚すと泣いている彼女、分裂していく思いが隕石に変わり、地球と同化した自己を粉砕する。狂信者たちが暴れる隙間、世界はトイレの中におさまるのだと、過去の自分が笑うカオス、鏡の世界では、みずみずしい女王たちが邪悪に笑い、みすぼらしい今を虐げては、静謐な主観だけに耳を傾けて、端的な会話の中でひずむ瞬間を飲み込み、すべてを忘れる。銃声鳴り止まぬ先、モラルをうたうだけの堕落した指導者、フラクタルなものの陰に潜む唯一の悪意は正義だったという退屈なシナリオの彼方で、短絡的な道理を重ね、モヤモヤしたままに、肥大化していく感情を押し広げ、感傷的にいたるような退廃的な動機が用いる理由により、昏倒していく私たちが卑屈に紡ぐだけの、ドラスティックな変化により、ぐにゃぐにゃになった明日が散りばめる理由などが理不尽に迫り、真理を率いては、誰かを責め立てるような卑怯な手口により、大切なものとは、体制的になり、歪んでしまうのかと、加担する理由が理不尽に迫る。換算されるだけの理由が、私たちを苦しめる。大概の理由とは、接続されるための、あいまいな理性を操作し、保つべきものなどは、保たれるべきもののように崇められ、利己的になりながら、酷薄なものを誘導しながら、誰かを苦しめるように、自らを苦しめるような融合から、統制される思いを蝕む先々で投影されるものが悶える先で差別的になりながら、似合わぬ価値を持ち上げ、あたかも正しいもののように崇められるものが、神の代わりになり、憎しみを増幅させ、複製される苦しみを収容しては、自らの罪を誰かに着込ませては、自らを痛めつけるように、誰かを傷つけていくのが、世界的なものであるから、支配されるだけの日々に寂れていく歪な感性が還元するものなどから抜け出るために、飛び立つ様は、自らを引きずるように、世界を引き裂き、どこにも戻らずに、収まることもない。