昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

合間

嫌な感じと、うそぶく君のよそ行きの服。フクロウが唸る幼気な森でおどるネズミたちの真理。悠揚に歪むリズミカルな感情が、がんじがらめになって、時間なんか忘れて、私たちは猶予を与えられずに、ただ偏るだけの気持ちに重複する余韻が交差し、印象を統合させずに、気ままに歩く。軽薄な供儀として捧げられる人々の陽気な感じが、偽装された思いと混ざり合い、定めなんかを謳う安易な言葉に万象はひれ伏す。忘我におとずれる淡白な君が規制を企て、与えられるものだけで賄う理由などが、表現を奪うから、堕落するのだと、妥当なものなどは、その場で詰られ、踏みにじられるだけだし、惰性なものが示す値がなんかに敷衍していく苦しみが故郷を求めて、訂正されるだけの矛盾した主体が苦悩を用いて、空白を埋めるための闘争や、統制されるためにたむろする君たちの悔悟なんかがせめぎ合いながら、愛されたいと求めるだけの女たちや、独占したいと、虐げる男たちの権利や権力的な統合により、未熟な正義は、自らを抑圧し続け、その場で溜め込んだネガティブな力を吐き出すために、名前を隠し、憎悪を覚醒させ、意識を持って、意思をさえぎるような顛末に現れる傲岸不遜な理想を成立させるために投影されるものに、ぼろぼろにされた意識は、陰鬱な焦土を自らに生み出して、退廃的な記号としてだけ存在する自己を称揚させるために、誰かを利用して、幸せなんかを謳い、自由を用いて、自らを不自由な物に変換していくような容易な理想に屠られていく君の行く末が擬人化して、自らを苦しめるための自らを複製する。国のおもちゃにされた人々が、当たり前のように生活しているようで、一部の人だけがしあわせを操作するような退屈な国なんかを脱ぎ捨てて、自らの意志だけで生きていく。