エメラルドの目。季節を透過させる冬の風。宇宙を貫くガンマ線バーストの雨。けだるい汗に濡れる暖房が効いた列車の中。暮れた舌の上で踊る音符がドルや何かに変わり、換算される理由は、なにかを求めるが故に苦しむのではなく、苦しいと思うから、単に苦しいのかと、だんだんと迫る寒気とらんらんと踊り、淡白なお泊まりや、閉鎖的な受胎や、研鑽されるほどに緩慢な愛が高揚感を失い、冷めた愛がかたまる部屋で、家族たちは、自らを恨むように、誰かを傷つけるような化合物を孕んだランダムな世界で、確かな愛なんかを確かめるから、不確かな愛にやられてしまうのかと、換算されるための愛は、ためらわずに価値を用いて、すべてを引き裂くから、うとましく、用いる価値により自らを苦しめ、あるいは水増しし、それが確かであるように仕向け、騙すことでしか、確かさなどは測れぬから、儚いものすら見失い、喪失感なんかに苦しむようなフリをして、次なる愛でつぎはぎになり、そこでの確かさなどは、即席のものでしかないのに、過去を振り返るだけのいびつな君の願いが、カビかなんかに変わり、被害者意識を加速させ、加工された日々は、ニセモノの価値に締め付けられ、あるいは歪んだ価値観により、なにかを攻撃するだけのキミの理想が、理性を失い、ただ破壊しているだけに過ぎない日々にも四季はおとずれ、少しづつ老いていくだけの今に意味なんかあるはずもないし、意味を求めても、意味は今から遠ざかり、届かないところで浮遊するだけだし、堕落するばかりの今の欺瞞から、ニセモノの価値から羽化する鳥たちが馳せる荘厳なものに相互するものなどは、どれも奴隷的な観念を率いて、集団意識的な闘争により、快楽は増していくばかりだし、馬鹿げたものが持ち寄るものにより偏るよりも、より良いものを見つけろとか、独善的なカエルがケロケロと鳴く本質すら、真実を見失い、幻覚や幻聴に悩まされ、鳴き止まぬ自らの声に苦しんでいるのを同調すべきだという同一化をうながすような依存的なものを刷新すべく、すべてはまやかしだとかやかましいし、やましく募る動機は、道理を失い、まだ欲しいとか、保身に走り、徘徊するだけの犠牲的な同調により、荒んだ宗教などが臭気や、瘴気を放ち、はびこる悪意たるバビロンとか、うるさくつきまとうだけの偏った思念にも糞食らえだし、結局は、自分が決めたことでしか納得できないし、それが答えとか、摂理とか真理とかは、どうでも良いし、しのごの言われても、言われたままに従うはずもなく、小さなころから変わらずに哲学的に見つめる先に、見つけたものすら超越し続けてきたのだから、汚いとか、綺麗だとかは本当はどうでも良くて、どれもが、どうにでもなるし、目指すことは、ただひとつ。