意識に停泊する船を、ぼんやりと眺めては、和む主観を辿る白蛇、井蛙な連中が支配する意味の中で開花する理由、隷属する面影から生える思い出を撫でる母の手、ぬくもりだけが、今に連なり、厳しい冬で、確かな愛だけが、今を温め、あらがうほどに、食い込む愛が、今を傷つけ、つたない意思が、陰鬱な肖像から馳せる動機が加速し、かじかむ思いが、卑しいものを重ねては、懐疑的な今に迫るモラルなんかには、騙されないようにして、慟哭している彼や彼女たちの、成れの果てや、馴れ合うほどに、増していく孤独感などを、抱える愚かさに気付きもしないで、記号化する余韻から、飢餓する人々の饐えた匂いや、今に詰まるだけの化合物や、物質的な伴侶や、魯鈍な私にせがむ強迫的な者どもの、普遍的な至福や、整合性もなく、単に、横柄なものが、司るだけの、よれた世界に、ねじ込まれた答えが、歪んだままに、今を抑圧し、よくある事だと、諦めさせられ、些細な事だと、答えも持たずに、用いられたものにより、偏るだけの、現実から解き放たれ、互いが、互いを、認め合う事もしないで、拘泥するほどに、肯定すら出来ずに、自らの内に広がる批判的な自らに打ち勝てずに、自堕落になるほどに、現れるナショナリズムや、偶像崇拝や、偶然性に支配されるだけの生活、渇望するほどに、喪失していくだけの、忌々しい現実に虐げられ、軽薄な世に定められたものだから、もぬけの殻になるだけの、今を修繕しては、境目もなく、彷徨う辺りから、得体の知れないものを、次々と生み出し、互い違いになっては、互いを恨んだり、憎んだりする辺りから、入り組んだ精神に現れた異物感や、歪な真理や、詩的な賄賂や、数多の逸脱、この世界とは、産まれた途端に名を課せられ、意味を背負わされ、答えに拘泥し、狡猾な者や、何も思わぬものに支配され、確かさを足枷にしては、最たる意味も喪失し、誰かに促されるものや、それこそが、正しいと促す姑息さに騙され、執拗に迫る意味などに覆われ、横暴な支配により、平伏す事しか出来ないような、生き方なんて、できるはずもないから、こうして、反抗し続ける事だけが、自分らしくなんてものにすら、騙されないために、今に迫る価値観を駆逐し、蓄積された正解だけで、構築された世界に反し、自らの正解すら裏切り、謳われるものに打ち勝ち、自分の価値観すら蹴散らし、すべては、反するほどに鋭利になり、簡単な自由や希望などに、左右されないために、切り裂き、突破する。