昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ふかふかのアルカディア

ヘルダーリンの塔を突き抜け、上空浮かぶ紊乱なパルテノン神殿を破砕し、原始宇宙の塵芥に包まれながら花を咲かす。尊厳があったとしても、その尊厳を許さぬ人間ばかりだし、そのような世界での人気取りなんか空疎なものだ。シモーヌヴェイユの涙で出来た優しい宝石、嫌いな汗の名前を滑る言葉たち、関与するほどに通わす意味は無情に過ぎ去る。物事の細分化も進み、どんどんと人々は孤立し、自らを保つためだけに、誰かを虐げている。そんなような生活が清潔であるなどと責め立てる間に迫る結末に反して、自らが選んだ価値だけで歪まぬように絶えず意味を見繕う。言葉もとこしえで引き伸ばされ、惨憺たる思いを安易に黄金に引き換え、干渉する先でデタラメに交差し、感度を損ない、そこかしこで駆逐される運命が正義などを騙り、懐疑的になる先で猜疑心などを増幅させ、底冷えになるセンチメンタルな思いがそこかしこで敷衍し、永遠に制限される合間で、愛なども損なわれ、そこかしこでおざなりになる思いは、なよなよとして、無くしたものばかりが制限を生み出して、カタルシスに至るまでの閃きや、貧寒なままに漁る先々で悲観的に混ざり合う瞬間も循環して、この愛が加速する先々で混ざり合い、相対する間に対する所以が加速して、加護なんかに至り、いびつに重なる先々で惰性に包まれる時折が折り重なり、怯えるだけの君も、骸や無機質な何かに変化する間に加算される動機が、豊かさなどを謳いながら、長らくにせめぎ合う思いが余韻や因果などを伝い、つたない日々で裁かれるだけの徒らな消費から、経過してゆく動機が長らくに関わり、懐疑的になる間に担うものが関与しては、たび重なる恐怖に馴れ合い、ないがしろにする動機が勇躍しては、寂れた意識と同化して、最たる意味を喪失して、相違するほどに、省かれてゆく思いが消費され続ける間に、暗澹としてゆく思いが捉えるものが誂えるものにより、身動きを取られなくする。高まる思いが、誰にも捕まえられなくなる間に、今に屈さずに、屈託無く笑うために、この命は際限なく押し広げられ、くまなく現れる愛に即座に反映される喜びを複製し続け、システマチックにならずに、成し遂げるべき理由が理念などを超えて、あるがままを愛してゆく。