昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

瞬く間

データ化された真実のモヤモヤと、すべてをうやむやにし、過信や憎しみをばら撒くウイルスに支配された脳内が描く均一化などが示す値などが策略なんかを繰り返し、今にくたばるだけに至り、配られた事実なんかに寄り掛かり、共通の敵を探し出すウイルスに負けないために、じっと我慢し続け、ふざけた馴れ合いや、凝り固まったあいまいな今に背反し、尊ぶ今にも相反する私は利口ではないが、理想を絶えず追求し、逐一現れる物事に損得や尊厳などは求めずに、もともとあるものをそのままに受け取るわけでもないし、わけへだてなくとか歌えば歌うほどに、分断するわけであるし、あらゆる罪を配分するまでに至るような再配分や、さらなる支配を深めるための規律がコード化され、情報にばら撒かれ、すべてを上書きし、何が正しいのかを植え付け、少しでも反するものや、同調し、同化しない者を虐げるための声という声が反響し、はびこる善意により形成された軽薄なバビロンを保つための都合の良い言葉が、意味を形成し、すべてを邪推する私のジャスティスなどは、時代に追いつくことはなく、追い越すばかりで孤立もするが、孤独には慣れたし、馴れ合いなどが大嫌いであるが故に堅持し、誇示して来たものすら邪魔であるが故な、吸い尽くされる前に超脱し、脱力感でもって、この世と遊ぶ。過信ばかりの君が正す世界、ただ騙し合うだけの人々が触れ合う形式的なものから尊び、紊乱な景色に痛み入ります、と嘯きながら、つたない意識をカスタムするだけの時代的な錯誤や策略なんかには見向きもしないで、無感情なままに貸し付けられた意味につまずく君の疎ましい現実をもロマンチックなものに変えるために作り上げられ、制限を与えられたような世界を翻し、次々と変異するものにより擦り減った精神が壊れて、何も守れぬようなものから潰えて、得たものを懐に隠し、分け与えることもしないで、蓄え続けたものにより墜落し、どこにも神は居ない、と泣き叫ぶほどに、自分と神との間には懸隔が生まれる、と語るような輩に騙されずに、ずっと何も信じずに、適当に歌い上げたものが延々と響いて、自らを勘違いさせても尚、信じたいものが、信じられるように合点がいくまで、行き違いを繰り返し、いつか出会えるまで、と昔話を飛び越えて、今に帰り着く。