モフモフとした面影、手当たり次第に撃ち抜かれたビルの瓦礫を踏み子供の足、飼い主を失って震える犬、異物感を抱え、たった数人の支配者が君臨する世界との対話を終え、陰惨とした結末で慟哭する君の王国が衰亡するまでの軌跡を壁画にして、より良い価値をアイテム化し、それを売り捌くことにより生計をたてる母と、互い違いになる意識が、儀式的に崇められ、月の下で埋葬されている黒猫の銀河に移動して、刹那を噛み締めるあらゆる悲劇の証拠を見繕いながら、すべてを生地に包んで、美味しくいただくまでの水平線を眺め、切り取る夏に住まうタイダイ柄のTシャツを着た太陽が、軍国主義と戦い続けて、老化するだけの、この命が軋む音が反響して、幼稚な角膜に敷衍していく意識的なカタルシスにより、神々しく司る紙幣価値などを超越するために、文明的な多面性を核兵器で駆逐するような、被害妄想が加速したバンダリズムを批判し続けて、通知拒否をしたり、万世を嬲る主義や思想を批判して、誰か以前や、何何後などを超克するために、ここまで孤独に耐えて来たなど、と語るような奴こそ、真の支配者であるのだと、惰性でみちびかれる私たちの無情な日々に迫る利権の構図や、広義なスタイリングにより、美化されているだけの価値の一切は、まやかしである、と宣言して、対抗し続ける先には、文学的な帰路が現れ、生きるなどは、生かされているなどと勘違いしないために、自らを活かし続けるのであり、誰かが謳うものに騙されないために、聞く耳を持たずに、喚き散らすだけの、堕落したネットワークに引き摺られずに、悲観することもなく、関することに加算されるたくさんの過ちに気付いて、機関的なものを殴打して、絶えず息抜きや毒抜きをするのだ。