昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

解除

分裂を繰り返す下品な言葉、風化していく予感やら、衰亡していくだけの日常の背景、重要なものの殆どが破裂してしまった後、即座に補完される凡庸な価値により、麻痺してしまった精神の末端、介護を泳ぐ魚、境目すら真っ赤である、と、カタルシスに至る詩人たちの狂騒、不確かな街中でまさぐる偶像に取り憑かれた人々の装置的なものにそぐうための価値、陰鬱な焦土に褪せる枷、アイコンと化した君の悲劇、メタファーやら、猜疑心やら更新、泡沫の理由や、即席の雇用、有する意味も、知り得たところで、固執するばかりの君が収容されている檻の中、果てしない動機があやふやに加工されては、注ぎ込まれる溶けた鉄、文節を歩くアリの生涯も、ゾウの生涯も、宇宙からすれば、そんなに大きな差異もないし、模倣を繰り返してばかりいるだけの、徒らな君たちの女々しい呼応、横溢する瞬間から加速していくジレンマ、又貸しされた記憶により、この記憶とは、本当に自分の記憶なのか、と、毎日に迫る幼稚な観念にそぐう価値などは、所詮は、今を締め付けたり、何かを決めつけたりして、君を抑圧してばかりいるし、歪な愛を強制しては、君の身動きを封じるための呪文やらが今に制限を加え、くたばるだけの観念から堕落して、惰性に引き延ばされた感性に干渉するだけの、過ちなどは、所詮は、誰かのための過ちであるし、その誤りに気が付かないために、たちまちに隘路に変わる穏やかな道、むしばむ面影を破棄して、たちまちに迫る慈愛やら自制やらに騙されないように、確かさが、足枷に変わる前に、すぐさま逃げ出す。