昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

歓喜

排気ガスに塗れた主観から生えた花、希望を屠るだけの毎日の熱情、不規則な君の夕餉や、記憶喪失の猫の誇大妄想、平伏すだけのプロトタイプたちや、人工的な君たちの理、あらゆる物事の解釈や尺度、歪な言葉が降り注ぐ退屈な夜、部屋の隅々には、ナトリウムや灰色の湯船などが置かれ、散漫に蓄積する猶予を化合物で作り上げ、暗澹とした最後が孕む窮屈な所以や、刺激物や物欲なんかが、呼び覚ます艱難辛苦により、自らの内外で、搾取する事だけを目論むような連中の泣き言や、ナショナリズムに毛が生えただけの奴らが、排外主義なんかを勧める憂鬱な冬の午後、カタルシスと足りない金と、贖う先と、明るいだけの未来、ミリ単位まで、君を嫌いになるなんて、あんまりだし、出し抜く事ばかりを考えたり、還元されるものや、半減期なんかや、簡単な尺度や粛清や、猜疑心なんかに打ち付けられ、ひたすらに、憎しみを吐き出す海鳥たちや、大義名分で固められた独善的な学校なんて、大嫌いだったから、学校なんて行かずに、テレビばっかり見ていて、テレビの中に住んだり、カタトニーにくるしんだり、理不尽な競争から離脱し、解脱するために、数万年は孤独に修行をして、枢要なものとは、心の奥底にある自らの臆病さが孕んだ、ランダムな価値なのだ、と語りかけるニセモノの坊主たちが、打ち鳴らす木魚の音で目覚め、明晰なのは、この、苦悩やら治外法権やら契りなんであるし、現れる豊かさが反映する、悪趣味な社会なんだ、と語る学者を無視して、今に意味を紡ぐ。f:id:jibmfmm:20251113012515j:image