昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

証明


 正しいのだ、という絶対性が狂信的なものを生み、何かを虐げ従えるための軋轢を生み出し、あらゆる困難を巻き込んでは、今を混濁に変え、にじむ現在に点在する意志や、点滅する生死の余波や、点と線でつながる限りにたぎる運命が慟哭し、ここで効率的なものだけが正解を導くのだ、という過ちや数多の誤りを生み出し、悔悟を用いては、何かを損なうだけの意味との対話を続け、君は悲しみの中でのリフレインに心奪われ、そこで閉塞的なものを抱え、合致しない心や、ここでの距離を生み出すだけに隔てられるだけの人間性や、制度の中でしか、本質を見出せないような愛の結末から、改ざんされるだけの君の心は何かに隷属することだけが、正解へと導くのであり、そこで見くびるだけに至り、自らを屠るだけに至るようなためらいから、違う精神などがあいまいに交換され、ここで更迭されるだけの意識的な大転換から、短観に潜む悪意や、そこでの意味に追われるだけの週末へと急ぐだけに、意味などは、正解を足かせに変える。君の苦しみの結び目をとくべく、特別なものすら用意せずに、そのままに受け取る痛みを解除し、「ここで卑劣なものに巻き込まれる前に救い出す方法すらもない」が、ここで結末を用意するような安易さに負けずに、ちりばめる意思的な何かや、そこに現れる反撥やらが、ここで宇宙的なものにまで変わり、混ざり合う神秘は真理を用い、徒に消費するだけに至るようないびつさに関わるほどに、かみ合わぬ精神が卑劣なものを用い、引き出される意味などは、卑近なものであるし、ここで用いられるものが引き取るだけの結末に永久などもないからこそ、この彼方に現れる自分とは美しいままであるし、ここで顔を合わせ相対する希望や、膨脹する意味が暴利をむさぼり、ここで転換されるだけの意味が簡単に処理され、正否を掲げ、価値観を屠るだけに至るような結合から、簡単に消費され、逍遥し続ける先に現れる真実だけが、物事を確かに語るであろうし、ここで擁護されるだけの今に結合されるだけの自己が利己的に混血していき、指定されるだけの意味に査定され、私は、私であることすら否定するような美しい後ろ姿が神々しくむさぼる倫理的な照合から、衝動性が破裂し、ここでジレンマを抱える以前に乱れる意識は、見慣れぬままに見違えるものや、姑息なままに交わるだけの永久から、ここで形成されるだけの理論が兌換するものが消費を誘い、いぶかる先に抵抗を加え、緩衝する互いの結末が、その永遠性を破壊するまでの恋の終わりから、汚穢を溜め込むだけの現実を束ねる意識は、何かを食べることに忙しく、そこで標高数万メートルの思想に至らずに、ここで哲学的な抵抗を加え、訂正されるだけの先で最愛のものを失った君の帰巣すべき場所とは、どこにも意味を持たせずに、ただあるままを愛するというような愛と名付けられる前の純粋でプリミティブな愛だけが、愛と語り、消費されるだけの愛から逃げ出し、途端に現れる罪などは、今に抗い続ける限りに観点は便宜的な個体としてしか働きを加えず、ここに用いられる過ちの角度や、ここで補完されるだけの簡潔的な兼ね合いから、愛とは破壊的なものしか用いずに、ここで一途に思うほどに、思い出とは、海馬でリバイバルされ、新たに売り出された消費衝動をくすぐるような商品価値でしかないようなものを頭の中で何度も消費することでしか、自らを認識できずに、存在とは、理知を失い、動機に迫る道理などは、にせもののままであるし、ここで這いつくばるだけの君は厭うほどに物事の距離が生まれ、境界を用い、教唆されるがままに、叛意を加速させ、自らに反する限りに課せる罪の意識の安っぽさに気付かずに、うそぶくだけに至り、改ざんされるだけの精神は、尊ぶこともできずに、途端に苦しみあえぐだけに至り、位置づけられるだけの苦しみが理不尽に迫り、正解を導くほどに、孤独であるという本性に気付き、そこにある死とは、その場での死を往復し、そこで何度も屈辱を重ねるだけに至るような些細な苦しみから、その場での苦しみに閉塞するわけであるし、ここで高潮し続ける意識は、昇華を終え、自らの証拠などは残こさずに、ここで構築されるものなどは、論難を浴びせるだけで相手を高圧的に消費し、ここで勝利を謳うほどに物事とは魯鈍なものに陥り、応じるだけの答えに抵抗を加え、ここで正否を求めるほどに、正義とは結末を結ばずに、ここで正気を失い、自らの意志を損ない、ここで結合されることだけをよろこびとして捉えるような虚偽を抱える身体を脱ぎ捨て、機械的な街から飛び立ち、あらゆる真理とは、その場を隔てるものでしかないの、だと叫んだ途端に軽くなった心身は、定位置などは求めずに、とがめられることもなく、ここで理不尽さを謳うだけの影を引きずる。