昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

操作される者どもの涅槃


 ねばつく涅槃に引っかかる靄。記憶に不時着する面影が、密かに寝首を掻こうと迫る闇から逃れるための論理を形成し、やがてうやむやにされる生が終わりを告げるまでの絶え間ない抑圧や、軋轢をとっぱらうような応用などを蹴散らし、応じるだけの者とは、そこで偏執するだけに終わり、吸収されることだけを目的に朦朧としながら、もう売り払おうとするまでの短い欠如から、たぎる思いが結実し、そこで実証されるだけの退屈から逃れ、形成されるだけの目的が、退屈をしのぐために偶像を仕立て上げ、惰性にみちびかれる思いは、退廃的な模倣を繰り返し、空洞化したこころに埋めるべきものを求めるばかりで、とめどない意識は、透過されず、不純物を入れ込まれながら、自らの混濁に飲まれ、そこで魂胆を用い、裏切り続けるためだけの理想が、理性などを謳い、軽やかさをそこない、相似するほどに同族嫌悪におちいるような闇を晴らすような形而上的に判断する先にあふれる幻想的で、過激な理想が、理性を踏みにじり、贋物の正義をでっち上げ、自らを理想のものとするためだけの規制を作り出し、退屈なものを、退屈なもので覆うような世界などは、世界として認識する以前に、ここで他者が関与し、豊かなものを奪うだけに専念し、そこで締結し続ける意識は、形式的なものに侵され、自らを信用できずに、何かをたよりに、互いをとがめるだけの理想へと屈従していくことだけが、正しいもののように扱われることを否定しない限りは、自らに飲み込まれ、憂鬱を織り成すだけにいたるし、やがて、静かな時を得るための闘争から、統制されるためだけに善意を押し売りながら、軽薄なものをかかげ、自らに肉薄するものを恨むだけに浸るような余韻から、因果は時間を持ち続ける限りに、自らを破壊するための定理に基づき、自らを破壊するためだけに規律を作り出し、調和を謳うほどに、すべては、離れていくことすら知らずに、統合を謳い続ける。混沌から生み出されるものだけが、今を破壊にいざないながら、次に償いを求めるだけの罪の意識に迎合するような正しさなどを踏みにじり、新たなる創造へと旅立つ要因から、有するものが、アイロニカルになればなるほどに、すべては、バラバラになり、担うべき朝を知らずに、似合わぬものを着込んで、流動する景色を飲み込み、領土を奪うための形式を謳いながら、理想などに駆逐されるような連中が示すような価値などを引き裂くべく、ベクトルは、天から引き出し、引き取る意味は、淫蕩に耽るだけの病から、独占されるだけの生命が漏洩させるだけの情報などが支配するだけの意識が改ざんされ、改善されているようで、有する形は、価値を用い、カタトニーへと陥らせ、正義を用いるほどに、偶像崇拝は加速し、加増し続ける死のシステムから、心象を侵す限りに構築される理論から、理性を奪うための大概に果てる過程から、開示されるものが用いる位階秩序から、陰惨な気配に迫る攻撃的な涙から、内面性を破壊するための他者から借りた言葉で、誰かを傷つけることが大義として扱われるものが、軋轢を生み出し、奪い合う過程から、軽薄なものを生み出し続けるだけの者どもが徘徊する深夜を明るく照らすものこそ信仰に値する。相対する生命は、制限を用い、求められるほどに、補填される意味をこうむりながら、高騰するだけの意思が、陰鬱なものを消費し、用いられるもので行いを正そうと目論むだけの消費的な正義は、精白なものではなく、濁りきった黒々としたものであり、自らが支配するための空疎な言葉を吐き出すだけだ。堕落した正義は、自らを守り、保つためだけに堅持し続ける権力だけで、自らを正当化させる。あらゆる正義は、犠牲を生み出すだけにいたり、位置づけるためだけに、居続けるような正義などは、権力の傀儡として、何かを攻撃するために利用されるためだけの正義が崇められ、たてまつられている。定義を持ち出し、自らを迎合させるための裁きから、散漫な儀式に突入し続ける限りに陰る本質は、緩慢な作用を生み出し、自らに緩衝できずに、対象とする者や、他者を破壊するために機能し続けるだけの正義が次々に悪を捏造し、攻撃を続ける。一体化を謳い、同一化を強請るような正義は、複製されるだけの意味を利用し、自らの理想へと近付くためだけに、何かを疲憊させる。堅持されるだけの意味などは、そこでちぐはぐなものを用いるだけであり、そこで保ち続けられた意味などは、畜生を生み出すだけである。あらゆる権力は、自らから逃避し続け、いい加減に作用し続けるだけの体たらくな補正や、葬られるだけの意識は、自らの未熟さに気付かずに、自らの惨めさを同情させるために、自らを美化させるためだけに、何かを利用し、ここで用いられる権力こそが、混沌を用い、自らを価値に同調させるために操作を続ける。