昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

快癒


 へだてるもんすべてが邪魔でんな、とモンブランみたいな山がやましい輪廻を疎外するようなことばで、ちぐはぐな未来を想起しながら、まがい物の自由を謳う革命家やなんかが、やましい真理を道具にして、偶像崇拝を勧めるような愚鈍な余罪をかかえこんだ君の根幹が腐るのよ、と頓馬な連中が心情を投棄しながら、しなびた雨にぬれるだけの原理は、不規則な眠りに襲われ、無実の罪をかぶりながら、かいかぶる瞬間なんかも、かぶれるだけやし、何かを憎悪するだけの紅蓮のハートが喪失感に爛れ、誰かの憐憫なんかを貪るような恫喝が聞こえるもんやから、誰もが憎悪に揺れるようなおぞましい夜に慢性的にひれ伏すだけの権力的な抗争から放たれるために、絶えず多面性を砕くんよ、と往往と現れる主幹に抗いながら、短絡的な道理を引きずる幽霊みたいな君と、冷蔵庫みたいな恋人が恋慕するもんなんか、敵意むき出しの連中におとしいれられ、人生をも破壊することだけが、自らの力になるような奴らの八つ当たりなんかがうながす情報にのまれんと、自らの意思こそすべて、と言えんような奴らが支配的な力を手にして、傍若無人に振る舞う夜空に従うだけの欲望に住まう寄生虫たる君は、情報を徒に消費し、あたかも知があるかのように振る舞うほどに、誰かとぐるであり続けるし、意思なんてもんはありゃしまへんし、偏執するだけの思想なんかはすぐさま捨てるべきやし、着替えたもんすらすぐさまぬぎすて、裸で退治すべきでっせ。人気も人通りもあらへん道へと出て、連絡すらも絶って、ルンルンと散歩してる、と孤独すらも感じん、とかんじんかなめなんは、自らの意志だけでんな、と短絡的な崇拝を終え、ギミックをデミグラスソースで汚すだけの奴らが酷薄なもんを謳うだけの世界性などを保つ意味もおまへんから、あんまし、誰かを信用しても、ええことおまへんから、あんまし改ざんされるだけの世界を去るだの、保つだの、と対価や退廃などを謳うよりも、以前に現れた生を、恫喝するだけの連立かやらが、やから言いよるから、良いもんもあれへんしで、悪いもんばっかりを見るだけの汚い目が機械的レイシズムに変化して、変換されるもんは、正しさを求めるほどに、正しさから遠ざかることも知らん、と現れるもんを否定的に裁くことで悦に浸っとるもんからは尊ぶよってに、暗澹とした、あんぽんたんどもが獰猛に這いつくばる知をも破壊するねん。たましいも抜けた死んだ魚の目をした奴らが忘我に浸る街並みにひずむリズミカルな印象も、義務的な愛などに諦観しながら、まがい物の愛を崇め、あいまいな愛をたしなみながら、内面性に響く引きずる傷跡や、引き出されるもんに裁かれる駄作の人生とか、嘆く暇もないから、与えられたギミックや義務を破壊するためだけに創造を続けることを続けることにより、続けることをも超越することにより、続けることとは、その続けることの意味すらも放棄し、ただ続ける限りに引きずる卑近な影なんかを抹消するために、せこせこ、こそこそと続けることだけが、そこで汚されん、とケダモノのように、あるいは毛玉のように、アンモニア臭をただよわせる恒常的な不快感や、悠揚な史実に現れる屍肉をむさぼつコンドルのように、憑依されるハイエナのように、肺炎の葉を貪りながら、貪婪な君の秘密に逸脱していく位置的なものの終わりからはじまる宇宙的な強靱な調和や、勇躍し続ける私には、味方すらもいらんし、敵すらもいらなんから、ほったらかしでも、成長しよるし、揺動されることもないから、背面にそなわる世界的な動静すらも関係おまへんから、あらがうよりも、現れるものをアイロニカルに愛するよりも、有するものすらもいらんし、なくなってもかまへんから、勝手気ままに踊り続けるです。君がえんぴつで描いた闇に少しでも光を的な美談すらをも破壊するような強烈な光であるべく、あらゆる陰湿さに相似するだけの規律をも敗残させるためだけに、私は私であることだけを続けまんねん。