昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

権限を演奏するだけの宴席

英雄などはどこにもいなくて、
森羅万象にめり込む思いが、
ぐるぐるとめぐり、
偶像を破壊し、
偶然にぶつかり、
分裂していく先々で対立を続け、
持ち出される思いが連綿と引き継がれ、
つくづくにせまる論理的に加工された、
憤懣の譜面を書き換え、
健全としたものを謳うほどに、
用いられるものなどのどれもは、
退屈に変わり、
窮屈な現在を悲観し、
関するほどになれ合う風景にたじろぎ、
ロジックに捕まり、
つたない思いを精悍なものに変えるような
鳴き声がなびき、
自然的なものを善として捉える事自体が誤りであり、
弊害を生み出すだけの現在に、
つたない風景は、
軽薄なまやかしや、
漫然と日々に腰掛け、
安易に設立され、
設置されるものの緩慢さがせまり、
制限を生み出す辺りから、
寛容さをそこない、
喪失感にゆだねる須要な思い出も儚くつたなく、
追考するほどに、
痕跡とはあいまいで、
ここで残るものなどは老いるための
瞬間を循環し、
受難を用い、
問答するほどにこじれる辺りから、
暗澹としていく精神とは、
装置的なものであり、
不安に陰るというよりも、
そこで与えられるイメージに支配され、
芝居を続けるだけの段落から、
感覚とは簡易なものにより操作され、
消耗品としてしか扱われない死と恋の中で
普遍的に不潔なエモーションを断続させるだけの
空域に配される間に排斥される愛とは、
永久にむすばれもせずに、
うとんずる実体や、
情況に攪拌される、
存在を認識するほどに、
無為なままに甘んじるだけの
現在に投棄されるだけの感情を、
そこかしこにぶちまけ、
貶される日常に痕跡すらも残さずに、
固執するだけによがる日々に
欠乏していくものが断続し、
退廃的なモジュールに接続され、
延々と想起するものを送り込むことだけに
専念するような厭世観を演出するような途端に
挟まれる小唄や、
こじれる後先にねじ込まれる行為にもとづくコギトや、
案出されるほどに腐るのが、
ここでの命題であり、
使命感を謳うだけの徒労から、
統合されるほどに結実さを失い、
裁かれるだけの安易な機械として、
気配をかき消し、
悔悟をため込むだけの論理的な地平線を歩き、
ただ静寂にとろける永劫に拡散されるだけの
無為なものを崇めるだけの人々の死地や、
換金されるだけの関係から、
炯然と現れる愛の模様から、
そこでもよおすものがしどろもどろになり、
担う意味も邪悪なものをかかえ、
課せられたものに着替える。