昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

引き込まれていくだけの街

夜の街が人を吸い込み、呼吸すら忘れる。ろれつが回らないリッチそうな奴らが徘徊する銀河、鉦の音は誰にも響かずに、気だるそうな意識は、誰かの言葉を借りてばかりだ。君の歩く速度は、誰かに似ていて、おもしろくもないから、くたびれた歌でも歌って、憂さ晴らししながら、気長に待つのが、行方不明の理由らしく、ひさしく語られない愛は、誰ものこころの中で疲れ果てていて、痛いと思ったころには、誰もいなくなったと、泣き叫ぶ姿に共感する者など、信用するわけにはいかず、この思いは、誰かの策略により消費され、寄りかかるのが怖いから、ずっと君は孤独なのであり、簡単に消費されるものほど、埋めるのは難しく、埋めようとすればするほどに、枯渇していくのであり、そこで抵抗を生まないかぎり、疲れるのがオチで、誰もが怖いから同調し、集団心理にまどわされ、誰かの苦しみを食べ歩くだけが、今を解消するのかと、消費的な哀れみは敵愾心を生み、あらがうほどに、贖うものであり、馬鹿げた意識は、景色を暗くさせ、今によどんでは、嗄声を続け、散りばめられた意識を集めることに追われている君は、ずっとちぐはぐなままで、ままならぬ思いは、どこかで落ち着くこともないから、答えがない不安に覆い尽くされ、お家に着くころには、歯がゆいものをかかえ、重ねられた苦しみは、やがて季節を感じることすらできず、また、物事を透過させることもできないから、言いようのない不安に妨げられるのであり、創造的な飛躍にいたらぬから、絶え間ない苦しみにのたうち回るのである。哀れみは不当をうたい、今を狂わせる。罪を生み出す機械たちは、自らの正しさを誇示するために、正義をふりかざし、新たな暴力を設立する。摂理として崇められた途端、人は正義に狂い、終わらぬ犠牲を次々に生み出していく。苦悩に酸欠する意識は今にすれ違いを生み、たびかさなる罪は自らの正しさを感じるために、他者に苦痛を与え続ける。その先に待つのは、破滅を願う者たちの巣窟と化し、誰かが変えるのを傍観し続け、監視するだけの世界を生み出していき、世界を救うとうたった途端、誰かの世界は簡単に崩れ去ってしまう。