昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空想的な日

ブカブカの服で空中浮遊する。真理はもたつくだけの過去の遺産に満たないと、機械的なアイドルみたいな君たちの同じ衣服の下にも、おんなじ内臓が詰まってるなんて思えないから、思い通りにならないあの子が塗りたくる口紅の色を思うと、ノイローゼかなんかになりそうだから、昔の話は捨てて、今に意味すら持たずに、このまんまでも、案外楽勝に飛べるはずだと、惰性に交わる言葉が奈落の底に落ちるだけの理性なんかは破棄して、孤立しても尚、おんなじように踊るよりも、適当に早く踊る。ポケットには、バカみたいな憂鬱を溜め込んだ君のPCからこぼれる光。唯一照らす光の下で、銀河みたいな銀歯を見せて、ほくそ笑む君の姿からエクソダスしていく論理が、帰巣する季節の端々で積もる雪や枯葉。巻き込まれた感情は混濁して、創造的で早熟な余韻に引きずり込まれて、あっという間に青春は終わるから、空回りしても、自分の着たいものを着るのです。