昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

淘汰

このいのちには何も残らなくてもいいって、穴ぐらに隠れている君の秘密をカタルシスに至らせるためだけに、僕のいのちは成立しているのかと、ヒリヒリした夏がちらつく凛々しい陽光の中、クルマなんか捨てて、あれは単なる鉄の箱であって、便利でもなんでもなく、人を忙しくさせて、もっと退屈を感じるために、いつもどっかで何かを写真に収めるなんていう理屈なんて、空疎なものであるし、誰もが求めるものを、同じように利用して、同じような教育は窮屈であるから、僕は学校などは産まれた瞬間に捨てたのであって、よろこびや楽しみは自分の内から生み出されるものであるし、何かに利用されるのも、利用するのもあれだから、堕落した者どもが奴隷として生きるために、誰かを奴隷として扱うような連なりから、徒然と引きずっていく否定的な観念から、倦怠感はあふれ、ふれあうほどに卑屈になり、担う意味は似合わぬものをかかえ、加算される原理かなんかが偏った理想を用いて、自らを偏った思想でしめつけるから、憎悪も終わらずに生み出されるのかと、打算的なポリティカルが加算させる怒りを波及させる関わりから、関連していく者たちの怒りは誰かに利用され、怒ったふりをして、自らの不利を隠すだけの正しさが対価を求め、用いられる言葉に騙され、抵抗するほどに増していく苦しみをマゾヒズム的に体感するほどに、誰かの道具としてしか扱われない。