昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

答えの配下

理性を喪失した君が従える世界からの解放を目指すべく、この痛々しい現実を紡ぐ。解き明かすべきものすらなくなり、刷り込まれたものが延々とすり替えられ、情報と退屈な年末商戦の最中に、もたらされる迎合されるだけの事実に基づきリストカットした君の腕がバビロンを吸い込み、吸い込んだ先の宇宙の真相とぶつかり、全ては砕け、乱暴に砕けた花を一から再生する仕事に出かけ、最先端の義務教育のギミックを明かし、散々な日常の気配から逸脱するために多面性を引き裂いて、愚弄し続ける先には、はっきりとした闇が現れ、諦めても尚、この命は再現可能のように思えるのだ、と語る彼女の唇をよく見ると、小さなバグによる軋みが生まれ、空間とズレていく身体が引き延ばされたり、短くなったりし、この空間で再現されるものを隈なく見れば、すべてはバグだらけなのであり、あらゆる変化などに偏見を持つ私は、わずらわしく悶える面白くもない空間の中で孕んだりするものが、物語を横着に消費し、偉そうに資本主義を語るその口を縫い付けるための針と糸を持ち出し、最終戦争に出かけるために、休まず孕む思い出の暖かさに別れを告げて、不羈に飛び回る後先には、宛先すらなく、気ままな旅路には、行き着く先などなくとも、弔われるまではとめどなく想起し、同意すら要らずに、苛立つままに突き進む先で結ばれるものが正しさすらも超越し、何も正しくないところから、正しさを引き出すために引き換えにするものがかけがえのないものを生み出し、踏み台にされるだけの今から逸脱し、いびつな信念ながら、長らくに備わる行方を紡ぎ、すべてを昇華させるために厭わず描き続ける先で美化されるものを超越し続ける先には、たび重なる恐怖を飛び越え、怖気付くことなく、君たちが描くものだけが真実であり、あらゆる偏愛や固執するものが物語に鮮血を浴びせ、あたかも温もりある生命のように描かれた打算的で生産的なものを蹴散らし、そこで語られる正しさに反してこそ、この命とは美しく輝くものであるし、そこで怪訝ではあるが、限界すらなく、すらすらと描く真意に基づき、迎合されずに、憤怒に惑わされずに、運などを運用せずに、果たすための義務を根絶やしにし、ここで憎しみ孕み、阻まれるだけの日々に別れを告げて、つたない日常に排斥されるものが山積みになるから、山を越えるための努力なんかより、山を破壊するほどの拳を手に入れて、夜通し見つめる神秘が真理に毒付き、期待感を簡易に孕み、安易な判定により、判決を下されるための法からの解放を目指して、私たちは制限されずに、喜びを波及させ、用済みの世界から解き放たれる。