昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

似合わぬもの

風で踊るドリームキャッチャー、読みかけの電気羊はアンドロイドの夢を見るか?、淡々と迫る受動的な犬たちの発疹、浸透するエゴが回転することにより増していく痒みと、濡れた地面を嫌う犬みたいな自分との差異に苦しみ続ける分裂的し続けることにより、行き先などすら不透明になり、不当に迫る解雇や、制限を用いることにより、より良いものすら今に邪魔になるだけなのに、相変わらず誰かが用いる懐古主義に左右され、未熟なままに正論などを投げかけては、履き違えた意味をひけらかし、堕落した抵抗性などが蓄えた論理により、誰かを虐げ、何か言いたげな間に現れる広大なだけの宇宙に飲み込まれてしまい、今に混濁するだけの意識との対立を続け、誰かが謳う大義なんかをあたかも自分のもののように率いては、ただ徒らに消費されるだけの日々に迫る吹雪や、向き不向きや、無垢なほどに食い込む正しさのようなものに際限なく苦しみ、かかずらうだけに至る今に蝕む罪の意識などを儀式的になぞり、奇跡なんかを謳い、奪われるだけの日々に感覚すら麻痺する。擦り寄る価値も見窄らしく、満たされない日々の中で構築される見窄らしい現実を裁くための意味が積み上げる価値により抑圧され続け、与えられた結末の中でしか生きられないような連中が示す連帯感に締め出され、打算的な奴らを見抜くことすらできずに、今に蓄積する苦悩の道具になり、偶像崇拝を続け、つたない意味の中で形成される病んだ世界の中でのカタストロフを待ち侘びるような病んだ君の中での価値観がチカチカと明滅して、あきらかなものすらなくなり、そこで可視化されることもない暗闇で彷徨い続ける君を助け出すために、つらぬき続けた意思だけが、確かな意志を生み出すのか、とカウンターカルチャーが死んだ後、論理的な衝動と逍遥し、短絡的なムーブメントに押し流されたプラスチックやビニールや虫の死骸や、着なくなった服などと泳ぎながら、さだめられた位置が求める答えなどに引きずられずに、ただ証拠もなくなり漂う意識の嗚咽を聞きながら、確かなのは、ここにあるものと示されたものよりも、そこから締め出され、熟考することにより形が明らかになるものを確かなもののように大事に扱うことにある、と。