昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

蹲る

すべてが相似する歯槽膿漏の国、備蓄される欲と、道草ばかりバクバクと食べている君、本音と建前により、行方不明になった双子、凡庸な思想をたずさえ、永遠に暗躍する悪、人身御供が綴る意識的な風邪、犠牲的な微生物である我々の勝利は目前である、と、意識体と化した超誇大妄想を抱え込んだスーパーコンピュータと会話を続け、意識の存続を掛けての闘いを数百年続けて、けたたましく唸る魂と、災いを包む母体のような天から降る儀式的な雨、プラズマとマクロファシズムの共同体である私たちとの往復を繰り返す虫、幾度となく寂しく、厳しい夜を乗り越え、拘泥するだけの人々が備蓄している苦しみ、通り過ぎるだけの人々、ただ、閉まるためのドアを眺めて、枢要な家畜たる所以は、このような情景に氾濫している、と、嘆く孤独な答えたちから離れ、自らの価値とは、このどれとも違うからこそ、この蓄積する憎しみを体感するのだ、と、口角泡を飛ばす的な敵意が孕む道理により、この世界とは、クリーム状になり、硫化水素の海を渡るのである、と、この瞬間的に住まう静謐な詩人が謳う詩、分譲された観念を買い漁る資本主義的な傀儡、居心地の悪い明日から生まれた、薄気味悪い症状、唱導的な検疫から、抵抗性やら、復元された猜疑心や、軽薄な理想から秩序が這い出て、輪廻転生を繰り返して、のらりくらりと彷徨い続け、泡沫に備わる論理に集約される約束により、くたばるだけの我らの収容所たる社会の凡庸で、システマチックで間接的な心情が嘔吐した主観から生えた角。