宇宙との調和を目指して旅に出た海鳥たちとの対話を終え、枢要なものなど、ほとんどは、保管されるだけなのだ、と語りかける木々たち、たじろぐ隙間から溢れる永遠が、演繹を繰り返しては、正しい答えなどをねつ造し、父権的なものが司る社会が大嫌いだから、勝手気ままに、この世界などを裏切り、与えられた名前や価値観や、国家的なものを吸い込んでは、混濁していくだけの現在から超越するためだけに、生き延びて来たのであるし、あらがうほどに現れる罪や憎しみの表面や、剽窃を行ってまで、稼ぎたい金により、ねじ曲げられた世界の本質などを暴いて、誰かの言葉を借りてまで、ねじ伏せたい相手も居ないし、イデオロギーなんでものは、次々とルサンチマンや、類似品や、悲観的なものを生み出すだけであるし、誰もが、誰かを支配したがり、従えたものにより、誂えられた罪などを信仰し、更新され続けるだけの、忌々しい現在に司る神による支配がますます加速し、でまかせの意味を崇めたりなんかしては、悦に浸り、肥大化する欲望の道具になり、偶像崇拝を繰り返しては、加算されるだけの意味の山を越えられずに、さまよい続けては、惰性に生き延びて、達成感すら味わえず、実体すらも、あいまいになって行き、徒に消費し続けて来た命や、血合いを施された空虚な身体や、形あるものの終わりや、応用される真理の疚しさなどなどに絡まる全てから解放され、肉体を捨ててからが、全ての始まりであることを知る。