昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

深く

情景に馳せる余韻から解放されるための、呪文が降り注いで、厭世観なんかを噛み砕く河馬の大きな奥歯や、バリウムまみれになったカートコベインの風邪、プリンみたいな山々が出迎える夢の中での今朝、喪失感に委ねられた連帯感や壊疽、過信ばかりやハッキングばかりや、場違いになり、支払う罰金や、疾しい日々、歪な分裂を繰り返しては、性善説性悪説なんかに騙されずに、惰性で引き延ばした未来の傀儡として生きるより、今にアイロニーを昇華させ、爽やかな季節に縁取られた意味が、今に食い込む以前に、鞍替えして、貧相な今朝を超克するために、貪る動機や、たちまち障壁になるだけの過ち、時代に責任転嫁しては、自らの誤りを正そうともしないで、何が正解なんだよと、詰る生徒たち、成層圏を飛び交う虫たち、この制限もない世界だからこそ、制限があるのだという矛盾を孕み続けては、煩わしい段落の最中、雑念ばかりで、無気力に支配されて、カタストロフなんかを突きつけられては、今に意思を支配され、寂れた記憶から漁る家庭的なものの破片、潜り込んだ布団の中で、覚醒する少女たち、腐敗した深夜を漁る過程、締結したり、不自然に寄り添う愛のようなもの、たどたどしい旋律をよじ登り、ヒステリックなサイレンから耳を塞ぎ、最愛の君も、屈折した量子や原子なんかとケンカして、そこかしこに、懸隔なんかを生み出しては、意識を踏み台にして、斡旋されるだけの毎日の中で、稼ぐ小銭は、どんなだい?と、語りかけてくる子供たち、誰かの憶測ばかりで、何が正しいかすらも分からずじまいで、ただただ、自堕落に世界を愛しているフリをしながら、リロードされる結末、理想論が相続する金銀財宝により、変貌する未来。f:id:jibmfmm:20250614043809j:image