昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

加速

数多の思い出を捕食する論理的な彼らの刹那に、縫い付けられた荘厳な欠如、その欠如の中で散りばめられた星の記憶、短絡的な欲に吸い取られて行く魂や、やましい記憶を補正し続けるシステマチックな犬、亜空間を彷徨う泡沫の児戯から、達成感なんかを謳う彼女たちの硬質な起源を弄り、輪唱される言葉を回転させ、挫折感により、食い込んでいく痛みから逃げるために、多面的に世界を分解して、消費的な私たちの敵愾心を加速させ、改ざんされるだけの毎日から解放され、ただただ、うるさく付きまとうだけの、人々の幼稚なギミックや、煩わしい今朝とは和解して、拙い一生を寄せ集めては、今に敷衍して行く情熱が、世界を確かなものに変え、加算したり撹拌したり、完全性を謳ったり、奪い合ったり、愛し合ったりと、何がしたいか分からない人類、残骸と化した毎日の足跡や、渇望したり、枯渇したりと、何もかもが足りないと、嘆く人々の主観を奪うための策略たるコマーシャリズムや、交換される思いの最中で、ふやけて行く現在に、理性すらなく、制限もなく、ただ加速して行く悪意により、偏りばかりを生み出し、今を踏み台にして、斡旋されるだけの毎日や、暗く歪んだ過程や、今に入り混じる過程が、価値観などを持ち出しては、君を否定したり、疲憊させたりして、涜神的な理想が生み出した悪魔的なモジュールや、投函される破かれた手紙や、体裁を守るためだけに、絶えず生み出される憎しみの端数や、高揚感を辿り、今に昇華しては、今に現れる必然性に反してまで、自らを貫く。f:id:jibmfmm:20250806035151j:image