昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

はじまり

義務すらも持たぬ愛だけが、
確かな愛のようなものをかもしだし、
ここで出し抜けることだけを
考えるような連中の悪意に
疎外されずに、
ここで構築されるものや、
ここでおぼえもなく
通り過ぎるだけの価値に
見合うものになれ合うだけの
言葉たちをしりぞけ、
自らの思いだけに帰結するものだけを
信じはじめる。