昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

くたびれた昼

街灯が夜の目みたいやし、瞬く間に過ぎ去る時間から羽ばたく思いは仮のものであるし、物事はデータ化され、換算されるだけかもしらんけど、すったもんだや、惚れた腫れたが継続して、浮かばれんもんが、うさばらしを続けるような短絡的なニヒリストや、ペシミストを蹴散らし、刹那にとどろくもんが、苦悩なんかを孕みよって、よってたかって暴力にいたるような輩を排除するから、次なる脅威は生まれるんやし、奪い合う果てに生まれる欠如なんかに接続する思いが、空疎なもんを携えて、今にさえぎられるだけなもんを、大切に抱きしめ保存しようと目論んで、読みとはちゃうもんが、世界に秩序なんかを与えて、大切な法を書き換えて、今を消去したりしよるから、幼気なもんは奪われ、今に蓄積する苦悩に蝕まれるしで、忙しいことばっかやから、万端なもんも、いずれかは消え去り、なかったことにしよるし、奪われるもんばっかですわって、悲観するヒマもあらへんから、変化するよりも早く、今を消費するだけの、資本的なもんに反する。