昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

苦悩の子

くたびれた季節に噛み付いた、やかましい意識が愚行を重ね、惜別する風景は、形式的なものを根絶やしにし、ノスタルジーに消え行く君の正式な意味に起源はふやけ、カスタムされる意識は軽蔑され、弁解を続けるほどに嘘っぽく聞こえ、形跡をふみにじる数々の欺瞞や、空疎な自分を磔にして、憎しみを一斉に背負う的な犠牲的な意思が、敵愾心を生み出し、終わらないルサンチマンを生み出すのであり、踏み台である意識は、あらがうほどに増していく孤独や、乖離していく今にも肥大化する苦悩や、能動的に過去を食い荒らし、現れる苦しみにすがりながら、悲哀に満ちた顔をして、季節を駆逐するようなリリカルな詩情により、世界とは征服され、複製されていく苦悩により、絶望を加速させ、意識を枷に変えるような延命処置を続けるほどに、この生命とは鈍くなり、自らの確かさを失い、儚く結ばれてく形式的な苦痛が通過し、加算される苦しみと肉薄し、迫害されていく真実は、定期的な苦しみを謳歌し、そこで感応するものに固執し、自らを崇めるように痛めつけるようなカラクリが、際限ない苦しみを隈なく敷衍させ、そこに現れるマゾヒズム的な傀儡として、絶え間なく現れる苦痛の奴隷になる。そのような弱者に至らせるのは、精神的な苦痛を幼児期に味わってもなお、世界的な苦痛を自らに課せることにより、あたかも生きているかのような感覚を携え、与えられる痛みにより、生きていることを感じているようで、痛みにより、生きていることを鈍らせ、生きていることが怖いが故に、繰り返し与える苦痛により、生きていることを鈍らせるのだ。