昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

争う

都会で見える元素、治外法権の夜の喧騒、ろくでもない価数と、原理的な資本を破壊するための革命なんて妄想であるし、そろそろこの命も燃え尽きるだろうし、老化することに逡巡するよりも早く、聖地を目指すんだと、ラスタマンが語る銀河、仮説を踏みにじるロッカーたちは、破壊的なマフラー音を鳴らし、機械的な呪詛が深まり、孵化する意識は綺麗なままで居たいのに、赤い十字架が浮かぶ季節的な憂鬱から、感情的に晒されていく面影は、存在自体を散財し尽くした後から迫る騒ぎから逃げ出し、総和することもできずに、爆砕されていく精神が、敬神に至るころには、敬虔な思いは悪意にそまり、正義を盾にして、成否を求めるころには、正義をふりかざし、今を抹殺するだろうし、朗々と逃げ続ける私は美しいままであるし、老いることなどどうでもよくて、終わりよければすべてよしとか、よしてよって、揺動されるだけの思いは貧寒なままである。