昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

繰り返し

ぼけっとして世界を眺る。ほおばる世界はアンニュイとしていて、時代的な憂鬱を引きずっているから、踊れば価値は新しくなり、くたびるた価値は必要なくなるさと、諭しながら、有する物を捨てろとかうるさいだけの、宗教的な刷新なんかは、堕落へと誘うだけだし、自分の意思すら見えにくくするし、誰もが誰かが憎いらしく、誰もが誰かをうらやましいらしいけど、僕からしたら、なんにも思うこともないし、興味すらないと言う前に興味すら持たないし、持っていようが、持っていまいが、関係すらないし、スラスラとなにかを言えたところで、理由とはうるさく付きまとい、今を苛立たせるだけだし、立場が云々とか、位置や意味から迫るものが、今に軋轢を生むだろうし、均等なんてものは、ないのが当たり前だし、平等とは、なにかを差別化することにより、生み出された幻想であるし、うるさく怒り散らすだけの輩こそ、差別主義な連中であるし、ドラスティックになればなるほどに、価値は新しくはなるだろうし、そこで保存すべきものもなければ、なにかを変えるための闘争もいらないとか、ニヒリズム満載な思いは、横暴に世界を救うために、すべてを刷新する的なペシミスティックな関連性により、還元される世界こそ、歓迎され、新たな価値を生む的な幻想から放たれるべきであるし、変わるものなどないのであり、すべては変化しているようで、すべては、同じ位置に戻り、また変わらぬことをくり返すだけであり、あらがうようで、また同じことを、同じようにくり返すだけの世界を変えようなどと、もがけばもがくほどに、何かに変わろうとして苦しむだけであると、ペシミズムは語りかける。