昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

震撼

慌てふためくだけの君の過剰な面影、ニヒリズムたちが唾を吐く夜空、審美眼を捨てて、ステロイドを打つウッドストックのヒッピーたち、倫理観などを破棄した後に迫る余罪の加護により、閉鎖的な義務感から解放されたカウボーイたちの銃口が光る夏の空、肥大化するアミニズムにシンクロする思春期の少女たちの自主規制、誓願書の中に書いた落書き、解体新書と懐疑的な昨日の交わりを癒すために呑むモヒートの中を泳ぐミントの葉、大義を捨てたペリカンたちの大きなクチバシに挟まれたサルたちの群れ、空腹を抱えたネコたちの枯れた鳴き声、平伏すことはしないで、内服した瞬間が伝う高気圧とコギト、六法全書発泡酒、退廃的なムーブメントの魚として泳ぎ続けるボードレールの梅毒が脳内にまで到達し、あらゆる悲劇を硬直させたショーペンハウワー、犠牲的な観念を推敲し続ける先には入道雲、発疹の最中に現れる元素記号や、便宜的な彼女の刹那や欺瞞などが、大衆的なものを切り刻み、機械的な気配に妨げられるだけの人々が受理する豊かさなどに攻め入られ、静謐な予感に排除された骸たちとの互換性なんかを謳う国家的なプロセスに反し、そこで抑圧されるだけに至るよくある一日、擁護されるほどにフォーマット化され、恍惚としていくだけの被害妄想が肥大し、美化されるだけの物語の中で、これ見よがしに得意げな君のすべてを見下した表情の美しさが、刷新する臥薪嘗胆、外反母趾の母たちのアノミー、幼稚な初夏に現れた既婚者たちの修復を終え、演繹し続ける先では、最たる意味を消失し、償いばかりを謳う退屈な気配から抜け出して、怠惰なままに侵食する意味を引き剥がす。星であった記憶を納棺してまで、人間として生きるのは、どんな気持ちだい?と促す君の問いの中には、ロジカルなものは一切存在せず、漂う儀式的で詩的な昇華にだけ、本質や真実は存在し、せいぜいそこに収まるだけの論調や風潮などに、支配されずに、ただただ思うままに執り行うことに、美しさとは現れるのか、と。