どんぐりを奪い合うリスたち見つめる彼女が、耽溺を繰り返す人類の縮図のようだねと、語りかける隙間にこぼれる陽光、あらゆる高揚感の元を辿れば、確かな愛に行き着くのだと、カタルシスに至り、恍惚とした表情の彼、堕落し始めたのは、誰なのかと、性悪説に集う陰気な奴ら、隔世遺伝を打ち砕くための闘争や、痩せ細った感情を崇める君たちの行方、退く値や、あらがい続ける先々で、争いを続ける君たちの焦燥感、時代の犠牲者だと謳う君の他責思考には、うんざりするし、運命を否定する事でしか、生きている事も認識できないような輩や、求められるほどに、イラつく君や、奇跡により、がんじからめになった世界から排除され、疎外感により、孤独感を抱えている君の世界から肥大化する苦悩の濃度を測る私や、刹那に嘆じる思いが、そつなく交わり、未熟なままに、混ざり合った事により、一つであった意識が弾け、この宇宙空間が出来たのであると宣言し、逡巡しているだけの人々や、洗脳されるだけの君たちや、絶え間ない互換性、怠惰で、ままならぬ思いの矛先や、行き先すらなく、息継ぎする事もできずに、ただただ、引き延ばされているだけに満たない今から飛び出し、システマチックな夜に寄り添い、悲哀に満ちた君たちの規範になりたいと、接続され続ける愛を補完するための媒体として、満ち足りない今に波及させ、母体での思い出を語り合い、あらゆる悲劇を昇華させるために、詩的なエゴを吐き出し、今に画期的なものを生み出し、踏み台にされるだけの、私たちのわだかまりを回収し、再利用するために、縋り付く君たちの、ケミカルな悩み事を統合し、始まりに帰り着き、懐疑的になったり、大義により、自らを見失ったり、和んだり、悩んだり、羨んだりしながら、萎びて行くなんて、あんまりだから、燃え尽きても尚、求め合うほどに、もつれ合うだけの境目や、最たる意味を喪失した私たちの凄艶な世界の終焉。