憧憬に浸り、頸動脈を走る蛇や、迎合されるだけの答えの中を泳ぐ魚、和解を促す君たちの明るい世界こそ、嘘で塗れているし、私利私欲ばかりが、今を占領し、あらゆる暴力による支配の最中、確かさなんてものは、足枷に変わるばかりであると、諦観に至るだけの、君たちの罪のようなものを促す正義こそ、悪意に満ちたものであるし、あらゆる罪を利用し、理由付けられるものが、今に意思を拘束し、恒常的な高揚感により、憎しみを加速させる君たちの現実や、豊かさを謳い、自由すぎる事により、不自由さを感じるような矛盾や、巡回する君たちの歪な信念や、茫漠たる瞬間の派生、野良猫たちの王たる私は、ハンバーグのような車に乗り、利己的な君たちの破壊神どもと、戦いを続け、汚い街を、消しゴムなんかで消し去り、理性なんてものがないから、思い通りに唸り、促されるものに反し、拘う事なく、すべては、行き過ぎて行くばかりであるし、手なずけようと、目論む君たちの性分や、不正ばかりの社会や、複製される罪の配分や、分裂して行く精神、神経質そうな、遭難者たる君たちとの齟齬、本質なんてものは、死に絶え、たじろぐ思いが、思い出なんかを食べ尽くし、拙い一生を掻き乱す画期的な敵愾心や、損なうだけの日常、ミスばかりを重ねる仕事や、素っ気ない愛による発疹、退屈な理想の体系化により、住みにくくなった世界、征服欲のために、結婚してしまった神たちのコード、文化的な礎なんかにより、席巻されている脳内を書き換えるための読書、消毒される精神や、静謐な習慣により、偏ったものを、正すための闘争の果て、修繕される面影や、ささやかな喜び。