君たちの憎しみですら、愛おしく思えるのだと、母性本能に導かれ、可憐なジレンマに縁取られる面影や、応用される真理や、真実を捻じ曲げ、完治しない苦悩を磨き、未熟な世論が覆い被さり、帰巣本能を頼りに、出鱈目に飛び回る私、アイロニーが食い込む余韻や、印象的な面影や、詭弁ばかりの奴らが、改ざんされるだけの日々や、寂れた記憶が打ち出す真理や、他責思考で、一向に成長が見られない君の誤りなんてものを、正している時間もないし、用いられたものにより、苛立つだけの、現実から飛び立ち、正義を謳うだけの泡沫により、毒された大人たちの、悲惨な現実を食べるためのセオリーや、義務的な焦燥感に縋る彼女の慟哭や、計画的な排除や、犠牲的な告知、頭ごなしに叱りつけては、様々な思惑の狭間で、退屈で怠惰な理由を貪り食う餓鬼たちや、体制的な高熱に苦しむ機械的な子供たちや、ロストテクノロジーに司る神たちや、立場を利用し、理性を放棄し、今に煩悶し、歯止めも効かずに、暴れ回る意識を取り押さえるための安定剤を飲む彼らや、落雷に打たれ、壊滅的になった海馬を取り替えるための手術を終え、疑念ばかりを孕む母たちや、バビロンが生み出す低気圧や、断続する場面や、圧政により、苦しむ市民や、すれ違う恋人たちや、点滅する深夜の信号機、傀儡でしかない、私たちという屍を越え、停止線を無視し、突き進む先々で、衝突を繰り返し、模倣や妄想の最中、うそぶく回答や、あらゆる固定観念や、捻出される紛い物や、憤懣や分娩台や、不倶戴天の敵や、不遇の日々や、無くしたての感情などなどに、入り交じる曖昧な月日を根絶やしにするための、愛という兵器やシステムを打ち砕き、この場で、飛び散ったり、張り巡らされたり、些細なものだったり、至極曖昧模糊なものだったり、頼りなかったり、価値観の違いだったりと、いろんなものが、押し寄せる事により、圧迫されないように、簡単に逃げ惑い、ウサギのように跳ね、ケラケラと健気に笑いながら、すべてを簡単に捨て去る。