昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

導火線

能動的な愛の硬度、破裂するジレンマや、肥大化する憎しみにより、発射されるミサイル、酩酊し続ける先々で、消耗して行くだけの真実の均一性、凄艶たる主観から生える余韻が引火し、可視化する価値観と、歓喜に犇く都会の感度、懐疑的な君の日常に描かれた地上絵を、俯瞰で見る自分との対立や、アルゴリズムに監禁され、一定のリズムに支配され、あたかも、正しい顔をして、その場で敷衍する憎しみを漁りながら、新たな過程を否定して、現前と現時点を踏み躙る巨人、とぼとぼと帰る足、タントラと混沌、だんだんと迫る幼稚な結末、境目などを持たぬからこそ、この愛は、必然的に乾いてしまった、と叫ぶ壮年期の男性、あらがうほどに、食い込むのが、愛である、と蝕む陽気と狂気の中に備わるスリットから、こぼれる曖昧な光、蝋燭の火が揺らぎ、私は、私では無くなるまでの距離を観測し、被害者意識ばかりを加算させ、打算的な支配に適応するために振る尻尾や、箴言の中で眠るニーチェや、光合成をし続けては、システムに利用されるよりも、利用してやるという気概で、奇跡を利用して、腐食した思い出の彼方に潜む真実も、貧相なものであるし、現れる動機を自らに合うように加工して、事実確認が云々と付きまとう正義も真っ黒だし、打診したり刷新したりと、感傷的な君の悔悟、逡巡し堂々巡りし、悲劇的な何かに寄り添う事でしか、存在の確かさに気付けなかった、あの頃から、今は、ただ光に包まれ、都合の良し悪しや、成功が何だとかは、必要もないから、勝手気ままに流れては、同じ道は進まずに、荒んだままでも、有する価値を飛び越えれば、すべては、解放され、快癒し、解決するだけに至らせるような爽快感と、共に進む。f:id:jibmfmm:20250627030857j:image