昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

詩と枷

目をつむると、闇は短絡的な死を形成する。死とは暗いイメージの最中で、身近な光に変わるにもかかわらず、死とは苦しみをイメージさせ、繰り返し恐るべきものだと、インプットされているだけであり、他者からプラグインされ、そこから受け取る電力により、死とは概念化し、今にも訪れそうな死を不安に変えていく。死とは、希望にあらず、枷であると世界は偏執した答えの中で、本質を見失い、死を歪曲させ、曲解し続けられた死は、ただ恐れるべきものであり、快楽的なものから除外され、死とは、自らから乖離し、他者の死を介し、自らの死を見えにくくさせる。あらゆる死は等価ではなく、なにかと同化しては、不安定な値により、絶えず変化を続ける。死は量子的なものをふくまず、宇宙からも乖離し、理解すらも得られず、自らの死を等間隔に並べては、偏執した意識は、儀式的なものでしか、その死を昇華できず、ただ襲いかかる苦痛をごまかすことでしか、認識をふかめることもできない。

恐怖を超えた辺りから、人間は、人間ではなくなる。それは空の存在に与えられた恐怖から逸脱し、確かな存在へと至ろうとする強靭な行動により、人間とは、人間ではなくなり、与えられた名を捨て、神をも破棄し、自己へと戻ろうとする美しさは、人間を、人間ではなくする。信仰とは、恐怖を植え付け、たくさんの犠牲を生み出した。人を踏み台にするための神は、紙切れに変わり、貨幣に変わり、誰もが知らぬ間に平伏する。あるいは服従し、複製される真理が、真実を持たず、なにかを疑うことを忘れ、快楽的な破壊を、正義の名の下に繰り返す。繰り返されたイメージは、ブランド化し、確かな価値として、身近なものすべてを取り込み、世界を飲み込み、中途半端なものを淘汰し、あらゆる権限は、原理をゲリラ化させ、短絡的な怒りにより加速する罪が、死を利用し、身近なものすべてを駆逐する。あらゆる罪がミサイルと化し、前衛的な勝利をめざし、今を処理しながら、対価をもとめ、用いる罪を枷に変え、堆積し続ける死が肥大化し、短絡的な快楽を加速させるだけの空虚な傀儡として、普遍的な苦しみを凡庸なものに変え、汎用される死は、簡単に世界を完結へと向かわせる。反復するイメージ的な死は、普通という呪いの中で、じわじわとチョーキングする。僥倖を待たずに、幸せを求めるがあまりに、死は身近に近づき、確かな死へと追い込む。インプットされた死は、あなたの寝首を掻くために、静かに近づき、気付かぬ間に、世界から消し去るだろう。