昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

壊死した夏の終わりに

すべてを塗り替えるために生まれた愛の隘路、逸脱する影を追う十全とした閃きの加護、道理が不埒なものを引きずって、破瓜型の希望が幼稚な同期を終えて、脳内で直接に接続されたアノミーにより、基盤などを破壊し尽くすバンダリストを次々と複製するあいだに、大罪なんかを謳い、自らの罪で恍惚としている複雑な真理に寄りかかる幽霊たち、立場を謳い、負債なんかにより塞ぎ込んだ怠惰な世界を切り取る私小説的なものが、湯呑みからあふれ、溢れるお茶の荘厳なこぼれ具合により、この世界とは生きていることを再認識して、短絡的なフェミニズムや、レイシズムなどに迎合されずに、ただフワフワと風邪を引き続けているような健気な気だるさに、形骸化する意識の吐瀉物ですってんころりん、と頭をぶつける猿がごとく唸る人類の過渡期に、加算される些細なことごとくが生み出す観念や、そこで関連し、還元されるものなどのほとんどが、誰かを利用するために、より良いものなどをうそぶきながら、うだつの上がらない自分を自堕落に操作しながら、相思相愛なんかを求めて、もつれる先々がザクザクになりながら、錯雑とした観念が勇躍するまでのまだらな奇跡に、惰性で続けたものが鬱積して、人間のようなものをあたかも形作る間に価値などは曖昧なものに変わるし、そこでもこもことした雲などを生み出す大気の水分のような生き方がしたい、とか君はよくわからないメタファーをさえずりながら、泡沫の希望が膨張して、不純なものを高揚させては、不死身な自分を演じ続け、神のような重たい枷を外して、自分をも神などとは思わないで、神という概念から逃げ出して、自分をも中心として捉えるのではなく、自分をふくんだこのすべてが、愛すべきものであり、そのすべてにいらだちを感じたりもするし、邪魔だなぁ、と感じることすらも超越した先には、些細なことを気にも留めずに、轟く意思が帆を進めさせる。偽装された真理の歯軋りが聞こえる。遠くではアイロニカルな商品がばらまくウイルスにより類似品に成り下り、倫理観を押し付けながら、安易な支配に基づくものを嘯きながら、怒りに身を任せ、毎日を不安と恐怖で巻き込み、毎日の理知を破棄し、あらゆる罪を波及するだけのつたない日常にモラルなんてものは尊くもなければ、あがめるべきものでもないし、そこでの本質などは、なんら真実を持たずに、物事を横柄に消費しては、もたらされる罪なんかにより引火し、炎上する君の本質すら見抜けぬ輩が陥れる先には、品位のかけらもなく、かけがえのないものを履き違えた者に奪われるばかりであるし、そこでもたらされたものがなんであるかも理解できない間に、運命は軋轢を生み出し、あらゆる弊害をそこかしこに生み出し、やましいものが作り上げた虚栄と虚像の国では、暗鬱な供儀として、支配されていくことのよろこびを強固にするための、全体主義的な監視を強要し、誰かを陥れるための伝達から伝染していく病により滅んだ数々の歴史に鎮座し、惰性な鎮静剤により、あたかも痛みは引いたかのように演じる先には、さらなる病が今に過ちを生み出し、奪い合うための真実がもたらす罪の意識により、いびつな観念を積み上げ、つたない罪が君を引き裂く。