昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

切断

君の唾液を飲み干したら、何か君の心のようなものを理解できるかも、と乖離していく意識の中で、自意識のようなものを取り外して、鳥みたいに自分の自由さも不自由さにも気付かずに飛び回る。新しい暴力によって殴られる身体、フラクタルな空洞と化した軽いだけの彼ら、アイロニカルが故に老化する猿たちの寛恕により許された私たちであるが、あらゆる意味が苦痛を引き伸ばしたり、煩わしく生まれた罪が今に君を飢渇させ、意識の先では寛解しない病が過ちを加速させ、数多の痛みを引き連れ悲観的になるだけの災いを加速させ、価値観を謳う連中が即座にヒットさせるものに扇動され、何も新しいものが生まれなくなったあたりから荒廃し、正しさを示唆するほどに支配的なものに抑圧され、よくある悲劇の中で拘束され、広義な意味での苦痛の中で過去から生み出された横柄な主役として、紀元前から与えられた恒常的な罪の形を守るためだけに供犠としての犠牲を厭わぬような、形だけの正義が及ぼす理想なんてものに理性なんてないし、そこには制限を生み出して、君を抑圧することだけに専念して、持ち合わせた答えなんかに圧縮されていく君の誤りに寄りかかる日々なんかで勝ち誇るために与えられた道徳かなんかにより、有する価値の奴隷と化して、安易な答えに導かれるピテカントロプス機械的なギミックが打ち出す欺瞞や、不満足により痩せ細り、悠長に物事を掴めないで、つたない今に攪拌され、懐疑的になり、やがては猜疑心に覆われ、応用される意味の中で今にも価値があるかのように崇められているものなんかにより衰退していく。