昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

行く先々

人を当てにして、批判ばっかりしている馬鹿ばっかりじゃないか、と、寒空の下、ちぐはぐな思いを抱えたまま、憤怒している。対等なものをひけらかして、大量に愛されている、と、猟奇的なカタルシスに至るために、誰かを騙すような、快楽主義者が持ち込んだ、神格化された過信、あらゆる変化を恐れているだけの、手懐けられた人々や、備蓄している苦悩を、空白に嵌め込むような屈辱に耐えている人々の墓地、損得勘定が迫る、その時々のエゴ、延々と引き継がれていく影や形、迎合される彼らとの、世界から乖離した競争や闘争、真理なんてものは、即座に足跡を消し、退廃的な希望を崇める人々の渦、価値観がチグハグになり、認識する言葉の影、量子や流動的な宇宙に抵抗し続ける怠惰な欲望、共同体からの離脱、孤立した先にある喜び、または、幸せのようなものに縋るだけの、セオリーからの逸脱、宗教的なものからの脱兎を願うが、すべては、宗教的なまやかしに汚染されている、と、うながす事こそ、宗教的なものに飲み込まれているが故の批判である限り、全ては、宗教的なままである、と、語りかける君の背中、毎日服を売りながら、銀河のことを夢見てる。あらゆる不思議を封緘して、君に伝えたいことが、山ほどあるし、あらゆる偏見が旋回し、滅亡的な暇の中で、ずさんな関与を繰り返し空虚感から解き放たれ、たそがれにみちびかれる語源と、あらゆるシンパシーがぶつかり合い、新たな星を形成し、新たな夢を作り出し、さまざまな悟性が、生後からの想いに浸透し、通過する出会いと別れからも乖離し、理解が及ばぬ深淵へと旅立つ。