昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

隘路

特異点を弄る幼い手、倫理観も死滅した、青々とした地球、支離滅裂な私欲を補完するための器たる人類、コードを忘れた機械的な常套句が蔓延る脳内を走り回るネズミ、ケロイド化した常念、悪用されるだけの価値を翻すためだけに、この健気な愛国心をひけらかし、アイロニーや、遺伝子的な何かや、電子や現金やらが飛び交う退屈な持論、条理などは所詮は、作られたものであるし、抗うほどに、食い込む孤独な個体たち、償いや、少ない宿題、宿命の帰路や、不機嫌な季語、商業的なものを促し、最もな腐敗を生み出し、幼稚な扇動を、高いところから見下ろし、まるで自分が金により、神にでもなったかのような連中が思案する世界の褐色も悪いままであるし、悪あがきするほどに、食い込む値や、今に耽溺し、実態すら分かりにくくなる間に迫る憎しみや、交換される彼らの王冠、あらゆる悲劇を模写する画家のように生きたいから、詩的なものを氾濫させ、些細な出来事が繰り返すデータの改竄や、解析不可能な君の心の中での異物感、簡易的な心に負債を抱えて、象徴的な朝を神として出迎える純粋な信仰心ですら、いずれかは、自らの私利私欲により、退廃的な呪詛を続け、懈怠するだけの対価に平伏す君たちの複製品たち、品行方正を謳う退屈な歴史、前衛的なエゾシカが歩く原始的な森の中に住まう私は、誰かの轍が見えにくいから、誰かが進んだ後を追わずに、独自のルートを開拓する。