昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

摩耗する魔物

能動的な高揚感がせまる。ギラつく太陽を尻目に、ひんやりした部屋で宇宙を創造する。切実な翅をもたげ、たたずむ意識は、空疎な儚さを猥雑に設立させる。単調な悔悟と音が飾られ、建設的な妄想が痕跡をたどり、盲信し続けるほどに、思考停止しては、意思を昏睡させる。更迭される儀式的な意識がさすらい、犠牲的な季節を乗り越えて、はびこる悪意が健気に提示する闇をムシャムシャと貪る幼稚な餓鬼たちが、シュミレートする余韻がインタラクティブなものを求め、求められるものだけが、ここでは大切なのだよと、敵意むき出しでせまる互換性がある征服欲によって、私たちの愛は決められたものを、定めあるもののように感じながら、あたかも定めあるもののように演じながら、確かさをうたい、用いられるものを頼りに、理想などを軽やかにうたいあげ、奪い合うだけの世界で、身の丈にあったものなどを引き裂いて、透過していく思いを伝えながら、淡々と過ぎ去る日々のニキビを潰し、偶像と偶然のあいだで配役を決められ、似通い、決めつけられたものを愛するように強制する普遍性には、おかしいとは思わずに、その普遍的なもの不潔であり、悪であると定めるものは、容赦なく憎み、排除するという方針に包囲され、身動きもとられずに、途端に苦しみを受け入れ、計画的な退屈を自らに孕み、清貧に苦しみを経過しては、散々な意識を持つことが、普遍的なことごとくを淡々と受け入れ、経過すればするほどに、この苦しみは、わずらわしくも、一定のよろこびを効果的に波及し、枯渇せずに、センチメンタルになびく思いが、風景になびき、刹那的に愛するあいだに補完されるだけの思いが、継続的に意思に枷をはめられ、あたかも愛するべきだと、強制されるものだけを信じ込むような合間に、配される思いに磔にされ、最たるものをそこない、ぬかるみに足を取られては、形式化されたものこそを、愛し尽くすように強制される競争的な姑息さに締め上げられる。