昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

衝動

普遍的であることを強制するファシズムが迫る。正しさの本質を見抜けずに真実を捻じ曲げる資本主義的な意向により、抑圧された精神は、欲望のままに生きることを強制されているのにもかかわらず、人の欲には厳しく付きまとう監視の目により、自らをも抑圧し、抑圧された精神は、はみ出す者をゆるさぬほどに欲望は加速するという矛盾からは抜け出せないでいる。不確かな愛を超克し、神を金に変えた辺りから、新しいものは流動し、欲に拍車をかける。原理的に流用された独善的なウイルスがばらまかれ、育んだ愛とは名ばかりのものに変わり、そこで関わりを持つほどに、ゆがんでいく成否は、今を圧壊させ、意思を損なわせ、今をないがしろにすると語る今とは、すぐさま過去に変わり、改善されるわけもなく、謳われる強度は、共感を用いて、同化するだけの強度に変わり、そこにかかる負荷により、押し潰されていく現在は、退嬰的であり、排外主義的であり、補正されるほどに、その場で拘束され、従うことを強制される以前に施された教育により、強要され続けて来た正しさとは、本当の正しさとは言えず、ただ正しいとされ、虐げられて来た精神は、成否を確かめることよりも、決め付けることでしか、善悪の是非を問えないように仕組まれた義務的なギミックが迫り、徒らに消費されていくだけに満たない現在に、現実味すら無くなり、ただ浮遊し、不平不満をこぼしながら、批判的なだけで、なんの創造性も無いように同化するように仕組まれた教育こそを否定する。自らの正しさこそを批判し、より良い方向へと至らせるような弁証法からも逸脱し、成熟した先をも突き抜けて、こけても立ち上がるような力だけが、本質的な力であり、均衡などを保つために、力とは存在するのではなく、何度でも立ち上がらせるような力をだけが、唯一の力をも超越するのだ。