昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

創造的な飛躍

きらめく星が、夜の空と溶けて、外は極寒の中、車の中では大音量でオルタナティブロックとくつろぎ、気配を隠すために祈るだけの願いなんてものには唾を吐いて蹴散らし、ただ壊すことで淡い時間は飛んでって、そこでとどまる思い出や面影なんてものは、過ぎてしまえば、無くなったも同然のだと、ニヒリズムに酔いしれる君は、本当の色を知らないから、なにもかも無くなってしまえばいいって自暴自棄になり、なにも気にしなくなれば、しあわせが近づくという幻想の虜になり、ぬかるみにはまり、寝返りをうつばかりで眠れずにいて、なにかを気に留めないということは、なにも気にしないということではなくて、なにも気にならなくなってしまったら、それは考えることをやめて、求める答えに苦しむだけであるし、そこで争うほどに、答えは遠ざかり、すべては枷に変わり、誰かの責任にしたり、なにかの責任して逃れたりしながら、言い訳がましく批判的で、悲しみにひたるだけで、理解ばかり求めて、同情されたいからと、ばらまくものとは、もっとも汚らわしいものであるし、そこで盾にする正義などは、誰かに語られたものばかりで、自ら考えずに、ただ与えられたものでまかなう日々などは貧賤なものが示す尺度や、あたかも強者のように振る舞う詐欺師どもの道具に変わり、啓発的な呪詛により、呪われた人々が、騙られた言葉で罵り合うだけのネットワークなんてクソ以下であるし、クソがクソを塗りたくった画面を見ながら、退屈な日々を無気力に過ごし、ただ日々が過ぎ去り、いつか土に還り、平穏に過ごすような空虚感が示す価値などに支配され、皆の前では普通である芝居を続けながら、長いだけの日を惰性に過ごすことが、あたかも平穏で、普通であるなどと宣伝し、洗脳され、些細なことで傷ついたりしながら、しなびた日々により渇いた自分に水をやるなんて生き方を正しいもののようにした数千年の宗教的なギミックを壊し、義務化されたものに攫われる前に、新たな価値を創造し、排除するのではなく、受け入れ、弁証法的に昇華した先に、権力装置を叩き壊し、新たな時代を想定し、情報に撹乱されず、宣伝に扇動されず、誰かの正しさに流されず、自らが生んだ価値すらも怪しんで、新たなものを生み出し続ける創造的飛躍だけを目指す。