昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愉快

忘我に住まう言葉と遊ぶ、虚な季節を頬張るアンニュイな彼女の資本、耽溺する間に遡及される思いも、仄かな記憶を貪りながら、無作為に迫る所以に駆逐される。メランコリーな都会に降る雪のぬかるみ、命の速度について行かれずに、ただ過ぎ去る動機が凄まじい思いのなかで加速し続けることを傍観し続ける。無作為に斡旋される頬のこけた夜が森羅万象を食い尽くし、勿体ぶるだけの信仰や政府や、痩せ細った人々の蒸れた香りが、偽装する真理などが多目的に食い荒らす朝がやがて支配的な動機がありはしない理由を用いて、定めなどを誇張し、勇躍する真理に擦り寄る過程や、経過する先々でドラスティックな感情を率いて、悲観的な修羅に至る彼女の詩的なノイズが故郷を焼き尽くして、歯止めのない怒りが雷になんか変わったりして、通わす痛みを疎通させる犠牲的な痛覚なんかを共用するための教育により、私たちの感情は外には出られずに、内にこもり、自らを傷つけることでしか答えすらも見つけられずに、自ら考えることを辞めてしまい、さらなる苦痛なんかを味わうために、ためらわずに傷つけ合うだけの世界を精神分析し、資本主義的な病理が補完する理想論的なものに加勢せずに、この刹那に接続されるものが、物事を奪い、ただ与えられたもので満足すべきだ、と強制される間に義務的な愛が逍遥し、有する価値につながれた犬として、あらゆる偏見を率いて、差別的に消費される日々にいぶかるばかりの人々が小さな戦争を扇動して、何かと同化することでしか答えすらも見出せないような日々に報いなんかを求めて、止めどない欲を消費するだけの日々には、満足に似たものが瞬間的に循環するが、ほんとうの満足は得られずに、求め続けることに疲れ、あるいは求めることに取り憑かれながら、アンニュイな日々を騙すための快楽により過剰にあふれるドーパミンにより、自らをも喪失する。